山谷堀

小三治さんが出るので録画していた「久米宏のTokyo空の下」
http://www.bs-asahi.co.jp/soranoshita/
内藤新宿、吉原、品川宿。40年まえと現在の空撮映像を比較して見る。
小三治さんと久米さんの軽くて深いおしゃべり付き。
まさに今読んでいる「江戸吉原図聚」のまま、吉原近辺の地理。

吉原通いの猪牙舟が着いた山谷堀、40年前はお堀のかたちで残っていたが今は暗渠、公園に。
日本堤も大門に至る曲がった道も、残った形でそれとなくうかがい知ることは出来る。
品川宿「品川心中」「居残り佐平次」ここが旧東海道でここまで海が迫っていて、女郎屋は海側左かたのみに並んでいて、と言われれば、あの場面はなるほどそういうことね、と想像がふくらんむ。

それにしても江戸時代の遊郭のなんと残酷なこと。遊女たちの身の上、物か家畜と変わらぬ扱い。
200数十年もの間、どれほどの数の女達が沈んでいったことだろう。命を落としていったことだろう。

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先日の日本科学未来館。愚かしい箱物施設。近年見た中の断トツ、ワースト。税金使っているんだね。常設展も驚きのやっつけ仕事。
企画展も○○テレビ主催とは残念。見せ物扱い。

それはそれとして。肝心のテオ・ヤンセン展。
折られ捻られ潰されくくりつけられた、塩ビチューブ、結束線、ビニールテープ、ペットボトル。
想像していたものと異なる荒々しいディテールにまずは驚き同時にそこに闘いの跡、エネルギー、生命を感じる。そして組み上がった全体の詩的な姿。美しいと思う。
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大草弘美建築計画/一級建築士事務所HP
http://www.ohkusa.net