太陽光発電

久しぶりの採用物件があり主要5社資料に目を通す。

住宅の屋根に太陽電池を乗せ、
深夜電力やオール電化契約などと組み合わせる。
余った電気は電力会社に売る。
最も条件の良い例では年間光熱費80％削減という試算もある。
全世帯標準装備となる日もそう遠くはないだろう。
無数の住宅の屋根と太陽光を無駄にしておくことはない。

ただ現在のところあまりにも初期費用が高額。
地方の平屋建ならともかく
都市部の住宅屋根面積に乗せられる太陽電池は3kw前後だろう。
年間にして6万円前後の発電量となるだろうか。
ところが3kw発電する設備を導入するには200万円前後。
つまり償却するのに200÷6=33年。
200万円が借入金で利息がついていれば償却期間は更に長くなる。
加えて最初に導入した設備が30年以上使用に耐えるのかも分からない。

来年度、一時中止となっていた国からの補助が復活し
一戸あたり数十万円の補助が受けられるらしいが
それでも環境に対する個人の負担金にしてはあまりに高額。
太陽光発電の価値が理解できるだけにもどかしい。

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ヒーちゃん長細い猫。

大草弘美建築計画一級建築士事務所HP
http://www.ohkusa.net/

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