ティオ アーキテクツ 一級建築士事務所

こちら東京、池袋、要町。建築設計事務所の記録です。作品集www.tio.tokyo

Hyugerパラゴン試聴-1

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私、冨田、はじめて書き込みます。
先日、パウエルの会(4月会)で秋葉原のヒノ・オーディオさんにお邪魔をしました。
3年ほど前、偶然前を通りかかったときに呼び止められて聞かせていただいた、
ステレオスピーカーシステム「Hyugerパラゴン」を皆で試聴しようという趣向です。
私が初めてオリジナル「JBLパラゴン」を見たのは、中学生の頃(1972,3年頃)
ヤマギワの最上階にある高級オーディオ売り場でした。
その後、ラジオ会館、吉祥寺のFANKY、同じく吉祥寺のMARUで見かけました。
(FANKYとMARUは経営者が同じなので同じものを移動したのか?)
ただいずれも黙した状態。
そして3年前、始めて「再生Hyugerパラゴン」の音を聞きました。

今回は、LP&CDを持参して試聴させていただきました。
そして感じたのは「パラゴンは楽器である」と言うことです。
素晴らしく鳴る筐体を持った、アコースティックの楽器。


パラゴンは他のスピーカーと違い3つのスピーカーが全てホーンなのです。
一般的なスピーカーは筐体の前面にコーンが付いている構造です。
低音になればなるほど波長が長くなり、いわゆる回り込み現象が起き、
それを防ぐために、筐体=エンクロージャーで囲みます。
パラゴンはこれらとは異なり、筐体を鳴らせるための箱としている。
筐体の中から音を創り出しているのです。
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パラゴンの中には吸音材が入っていません。
一般的なスピーカーは共鳴、共振を防ぐために吸音材(グラスウール等)が充填されています。
パラゴンは筐体を共鳴させるがゆえに吸音材を入れていない、つまり「楽器」なのです。

この「楽器」を視聴した感想は次、続きます。


大草弘美建築計画一級建築士事務所HP
http://www.ohkusa.net/