DANI KARAVAN

打ち合わせのあと
冨田、写真の展示方法の確認のため世田谷美術館区民ギャラリーへ。

ダニ・カラヴァン展も観てきた。

芸術家というより建築に近しい人、
あるいは建築家と呼んでもよいような仕事で名前を記憶していた。

彫刻やインスタレーションのための
ブロンズや木の模型はもはや建築模型に等しい。
「ここに切り込みを入れて、ここをずらして
ここから面を切り替えて...」

ルイス・カーンやイサム・ノグチのかたちも見え隠れしつつ
背筋の伸びる作品群だった。

日本での仕事の多くがうまくないのは
この人が乾いた風の吹く荒涼とした土地に生きる人で
土地に根ざして作ってきた人だからだろう。
日本では湿度も空気も違いすぎる。

大草弘美建築計画一級建築士事務所ＨＰ
http://www.ohkusa.net/