オリジナルプリントのちから

冨田がいいと言うので
ジャコメッリ展見てきた。
http://www.syabi.com/details/mario.html
写真展のあといつも感じるのは
オリジナルプリントのちから。
冨田の買ってきたカタログ、印刷した写真の限界。
オリジナルを見たあとでは印刷写真は見られない。
見に行って良かった。

会場構成。
持ってきた異なるかたちの額を
なにもせずにただ横一列に並べる構成はお粗末だと思う。
意図して揃える、あるいは、意図してはずす。
特に「写真美術館」だと名乗っているからには。

肝心のジャコメッリ。
冷酷な眼。
「生と死を語る」というような解説をよく聞くが私はそうは思わない。
ただ白に黒を乗せていく表現を冷徹に追求しただけ。写っているのは単なる被写体だ。
ジャコメッリさんも多分
「私はこの写真を通して人間の生と死を...」とは言わないんじゃないか。

ミュージアムショップ。

これまた写真美術館、と言う割にはちょっと不作だった。

大草弘美建築計画一級建築士事務所ＨＰ
http://www.ohkusa.net/